2018秋冬パリコレクション Vol.8

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▼メゾン マルジェラ秋冬パリコレクション。

「ドレッシング・イン・ヘイスト」急いで服を着るしぐさ、逆さまに服を着てしまったり、

コートをドレスの下に着るアイディアがデザインに落とし込まれ、

破壊的で幻想的な世界へと誘われます。

パリのショールームに入ると、宇宙のような青い世界が広がります。

それは、アーティストの「イブ・クライン」の宇宙に繋がる青の世界を再現しています。

そこには、フューチャー(近未来)を感じさせるネオンカラーと

スポーツミックスのアイテムが提案されていました。

画像はNGです。

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▼MM⑥は、ロンドンで行われたコレクションが今回も特別にパリのショールームで紹介されました。

ロンドンのオーセンティックなイングリッシュパブ、The Running Houseと、

ワードローブの全てがシルバー1色でラッピングされました。

パブに置かれたソファー、椅子、ワインボトル、グラスは全てシルバーに。

デニム、ニット、コート、バッグ、ブーツ等のワードローブも全てシルバーに。

テーマは「影と光」。

影はアンリアル、光はリアル。

日常皆が集うリアリティーなパブは、その日一日だけは来る人も全てアンリアルなシルバーになったのです。

ユニークなMM⑥の秋冬です。

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▼ドリスヴァンノッテン秋冬ショールーム。

いつものように世界から集まるバイヤーでかなり混み合っていました。

キラキラと装飾されたブルゾン、フェイクファーの襟がついたコート、バイカラーの羽織、

わざと素人がデッサンした感じにしたプリント、ミリタリーカラーのブルゾン、

ブルーのナイロンソ素材のロングコート、キルティングのロングコート、

ビッグサイズのボーダーのセーター、ウインターパステルのニット、フェイクファーのショルダーバッグ…。

世界から称賛と感動を導いたドキュメント映画の余韻が未だ心によぎる中、

ドリスヴァンノッテンのバイイングは、私にとって、癒しの時間でもあるのです。

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▼ハイダーアッカーマン、ショールーム入ると、直ぐに目に入ったのは、冬の優しいピンクです。

いつものスエット素材のジャケットは、強い女性の意外な内面を表すかのように、

袖口や背中の裏側に幾重のフリルが施されています。

そして、今回特に際立ったのがレオパードプリント。

得意のブルゾンはタオル地のような滑らかな素材が着る人を優しく包み込みます。

また、シルクのブラウスは繊細なフリル使いがレオパードのフェミニンさを上手く表現しました。

ハイダーアッカーマンの奏でる強くそしてフェミニン。

大胆且つ穏やかな素敵な秋冬パリコレクションでした。

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オーナーバイヤー岩高