2016年秋冬 パリコレ バイイング報告(4日目)

▼アルベールエルバスが去って、新しいランバンへ創造を決意したように、
パリ中央から少し離れた19区にショールームを構えたランバン。
入口奥は、イエローのライトが地下への階段を照らします。
2フロアー降りた目の前には、自然の光が射し込む吹き抜けのスペースが現れました。
その奥がランバンの新しい世界が待っています。では見て参ります。

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▼ランバン2016年秋冬を、fashion newsは「今この瞬間に恋に落ちる」と
アルベール・エルバスが去った後のデザインチームはこの美しい言葉をクリエーションの根源としたと解説していました。
そしてバイヤー達は今回のショーについて賛否両論を激しく論議する。
そんな前触れの中、私はショールームに入ったとたん、
昨年パリで開催されたパリ最古のオートクチュールのジャンヌ・ランバン展のアーカイブピースを彷彿しました。
シネマテイックでエレクトリック、そしてミラージュ…。キラキラと輝くメタリックカラー。
可憐なレースとビジュー刺繍に、フリル、花模様のジャカード生地等それはまさにアールヌーボーの世界。
そこにはまさにエルバスから解き放たれたランバンが、
原点のジャンヌランバンに再び身を寄せ次なる途を問うたような気がしたのです。

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▼メゾンマルジェラ秋冬パリコレ。テーマは「オーセンティッククラシック」
トレンチやポロシャツ、スリムパンツ、Aラインスカート等の伝統的なものに、
ヒューマングリッシュ(人の力を加える)した表現方法を駆使したアイテムがたくさん登場していました。
さて、マルジェラのショールームを訪れる度にガリアーノがいたずらしてるような感覚に包まれます。
それはまるで姿こそ見せないガリアーノがどこかでかくれんぼしてて、隅っこから私達を観てるようなそんな感覚です。
実際、入口すぐのシャンデリアは、マルジェラの定番ともいえる白の布がかぶしてあったのが、
綺麗に取り外されてたり、豪華なお花が飾ってあったり、ビックリするほど奇想天外な靴のデサインだったりです。
ディーゼルとガリアーノのマリアージュライフは、今のところ順調のようですね。

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▼バイイングも明日が最終日となりました。
今回のパリの街角やメトロ、ショールームのシーンを集めました。
どこも絵になるParisです。

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オーナーバイヤー岩高