2017年秋冬パリコレバイイングスタートしました。

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2017年秋冬レディースパリコレクションが今日からスタートします。

少し早起きしてオペラ座からセーヌ川まで散歩しました。

ヴァンドーム広場はジュエリーショップの立ち並ぶ、ラグジュアリーな場所。

ココ・シャネルが晩年住んでいたリッツ・カールトンホテルも長年かかった改装を終えていました。

朝焼けに飛行機雲が見えました。

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初日はギャラリーラファイエットから。

というのは何と化粧品等を忘れてきてしまったことに朝気づいてショック!

朝から化粧品を買いに走りました。

しかしそのお陰で久しぶりに美しい吹き抜けの天井を見ることができました。

2階のFENDIはクリームホイップで飾られたFENDI車がディスプレイ。

ピエールエルメのショーケースのマカロンも流石豪華な色合わせ。

その他一通りメジャーブランドも一斉にリサーチ出来たので、今回のバイイングに役立てます。

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イギリス発ブランドToogood(トゥーグッド)のショールームへ。

Toogoodは家具やオブジェクトのデザイナーであるFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)と、

洋服のデザインや商品開発を手掛ける

Erica Toogood(エリカ・トゥーグッド)の姉妹からなるファッションブランド。

アイテムは全てユニセックスで独特のボリューム感が特徴です。

そのキャリアが、この春「ブリティシュファッションカウンシル」に

次世代のデザイナーとして6人の一人にノミネートされました。

時代がようやくブランドに追い付いてきたと感じるToogood、

2017年秋冬からSHELTER2でセレクトスタートです。

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▲向かって左が、家具やオブジェクトのデザイナーである姉のFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)。

右が洋服のデザインや商品開発を手掛ける妹のErica Toogood(エリカ・トゥーグッド)。

姉妹でこのブランドを大切に育ててきた。

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ディプティ、メンズ。テーマはSTONE(石)。

まずはショールームの奥正面のグレーの極少の石を敷き詰めた床に目を奪われました。

そしてその上には二つの椅子。

その椅子の座席部分にも同じ石が敷き詰められ、

座っても石が服に付かないというトリック的な演出は圧巻です。

ジャケットの襟やシューズには石をシリコンで固めたものが貼り付けられ、

ニットにはハンドメイドの生地を貼って石柄を表現していました。

ホースコードバンのレザーブルゾンには空気や水を一切通さないダイバーが使う特殊なジッパーを使用。

デニムパンツは全てセルビッチ。

その他にもまだまだ沢山のディティールを駆使したアイテムは

きっとメンズのお客様の興味を益々高めることでしょう。

(あいにくショールーム内の画像はNG)

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バイイング初日もあっという間に終了。

夜は私達が尊敬するとある方と、凱旋門近くの素敵なレストランで共に

ファッションへの熱い想いを語りながら最高のフレンチを頂きました。

私達の専門店を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

そんな中、パリのデザイナー達は、世界で起きる戦争や危機や不条理な現実に正面から向き合い毎シーズン、

コレクションを通し心の内を表現し訴え続けます。

私達専門店はそれを独自の哲学を自店を通しお客様に伝え続けてきました。

しかし私達もそれだけではなく、

見通しのたたないファッション業界に常に危機感を持ち続けながらも前に進むことを止めず、

次世代にも受け継がれる新しい基盤を作ることを始めて行かなければならない使命感に駆られています。

明日から始まるレディースコレクション。

デザイナーから沢山の勇気と感動を貰えるパリコレに感謝です。

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オーナーバイヤー岩高